新着記事
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契約による担保権(5)…抵当権とは何か
今回から、「抵当権(ていとうけん)」という権利について説明していきます。抵当権という言葉は、どこかで耳にされたことがあるかも知れません。
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契約による担保権(4)…転質
質物を受け取った質権者(しちけんしゃ)は、その質物を更に質入れすることができます。これを「転質(てんしち)」といいます。
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契約による担保権(3)…質権の設定と存続
前回、質権とはどういうものかについて、説明しました。それでは、質権を設定するには、どうしたらよいのでしょうか。
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契約による担保権(2)…質権とは何か
前回説明したとおり、約定担保権とは、貸したお金を確実に、かつ優先的に返してもらう手続によって設定されるものをいいます。そこで、今回から3回に分けて、一つ目の約定担保権である質権について説明することにします。
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契約による担保権(1)…約定担保権を設定するメリット
前回紹介した留置権や先取特権は、確かに、法律上当然に認められる担保権として、相手にお金を支払わせるのに一定の効果があります。
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法律上、当然に認められる担保権
法律には、何らかの契約をしなくても、当然に認められる担保権が二つあります。 一つは、「留置権(りゅうちけん)」、もう一つは「先取特権(さきどりとっけん)」といいます。
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担保権とはどういうものか
お金を借りる際、金額が大きくなればなるほど、お金を貸す側は様々な手当てを要求します。こういう手当のことを「担保」といいます。
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法律上の行為能力制度~未成年と後見
家族間の契約関係についての締めくくりとして、法律が定める行為能力制度について、簡単に述べたいと思います。
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クレジットカードの無断利用~実際にあった事例から
前回お話ししたように、家族の名義のクレジットカードを使って買い物をすると、多くの場合、その買い物は有効とされ、名義人本人に利用代金が請求されることになります。
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普段から気を付けておきたいこと
これまで申し上げてきたとおり、法律上は、夫婦のそれぞれが固有の財産を持つことを原則としながら、買い物をしたり、お金を借りたりするような場合には、夫婦が連帯責任を負う場合があることをご理解いただけたかと思います。
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お金をめぐる事件(その1)-だまし取ったお金で返済
会社の資金繰りに困っていたBさんは、C銀行からの1000万円の融資の返済ができませんでした。
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お金を返してもらう(その2)-担保の設定
1 保険としての担保 前回説明したように、お金を返してもらうためには、そのための担保を設定しておくと、トラブルの予防に効果的です。
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その1 お金を借りるとはどういうことか
1 いろいろな借入金 みなさんは、「借入金」という言葉から何を連想されるでしょうか?典型的には、銀行や消費者金融などからお金を借りるというスタイルが思い浮かぶかも知れませんね。
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お金を借りる(その2)-民事と商事のちがい
1 利息の約定(やくじょう) すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、お金を貸し借りする契約(消費貸借契約)では、無利息が原則なので、借入金に対する利息の支払いを求めるためには、その約束が必要です。
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お金を返してもらう(その9)-気を付けておきたいこと
1 時効の中断 お金を返してもらうために裁判をしたり、支払督促の手続をしたりすると、お金を返してもらう権利(債権)の消滅時効の進行が止まります。法律上は、これを「時効の中断」と呼んでいます。
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お金を返す(その8)-返済額が足りない場合
1 返済額が十分でない場合の扱い お金を返すと言っても、借り入れた元本だけでなく、利息や、様々な費用がかかることがあります。
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お金を返す(その2)-お金を返すのはだれか
1 借金がなくなる場合 お金を借りたら、借りた人は貸した人に借金を負うことになります。この借金のことを、法律上は「債務(さいむ)」と呼んでいます。
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お金を返す(その9)-この返済はどの借入の返済?
1 借入が複数ある場合 返済額が十分でない場合の中には、もう一つ、返したお金が、複数口の借入の合計額に満たない場合も考えられます。
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お金をめぐる事件(その5)-特殊な詐欺事件
お金の借り入れについての法律知識を簡単にまとめたコラムも、最終回となりました。今回は、クレジットカードを悪用した特殊な詐欺事件について紹介したいと思います。
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お金を借りる(その1)-借入金の性質
1 はじめに 私たちは、普段の生活をしている間に、いろいろなお金の貸し借りをしています。「お金を借りる」と聞いてまず思い描くのは、銀行や消費者金融などでお金を借りる場面でしょう。